アスリートが毎日の鍛錬を怠らないように、動物病院の獣医には日々の勉強が必要です。
日々の勉強なしに、動物を連れて来院されるご家族に良質な獣医療を提供することは不可能です。
日々の勉強のほとんどには修了証や合格証はありませんが、その証として頂いた修了証や合格証の一部を載せておきます。
日本獣医がん研究会(現在の日本獣医がん学会)の認定医Ⅱ種認定証です。
全国で405名(2020年5月時点)の認定医のうちの1人になっております。
腫瘍の治療についてはご家族とよく相談のうえ最適な治療法の提示をするように心掛けています。
AOVetの整形外科実習の修了証です。
当院ではAOVetからライセンスを受けた獣医師が骨折のタイプや動物状態、年齢や性格までを考慮したうえで最適の治療法を提案しています。
日本小動物整形外科協会(VOA Japan)の認定証です。
整形外科的検査=レントゲンだけではありません。
歩様検査や視診・触診も重要な検査です。
VOA Japanが認定した認定医15名のうちの1人になっています。
前十字靭帯損傷に対する外科手術として行われるTPLO法という術式に関するセミナーの修了証です。
歩様検査や視診・触診によって前十字靭帯損傷と診断された動物に対する手術も行っています。
一般的に行われる関節外法よりもTPLO法の方が術後の成績がよいという報告があります。
脊椎外科のセミナー修了証です。
当院では胸腰椎の椎間板ヘルニアだけでなく頸椎の椎間板ヘルニアの外科手術にも対応しております。
日本小動物歯科研究会のレベル2実習修了証です。
歯科検査および歯科処置は通常麻酔下で行われます。
視診で必要があると判断した場合には歯科レントゲンを撮影し、理論と根拠に基づいた治療をしています。
腹部超音波検査実習の修了証・合格証です。
超音波検査では形だけでなく内部構造やレントゲンでは捉え切れない細かい異常がわかることがあります。
超音波検査では、腹部だけでなく心臓や肺、体表リンパ節や神経・関節の評価も行います。
眼科講習の修了証です。
白内障になった犬に内科治療をしたグループとしなかったグループではその後苦痛を伴う合併症の発症リスクが65倍違うと報告されています。
白内障に対する内科治療の提案もしています。
麻酔科講習会の修了証・合格証です。
安全な麻酔薬は存在しない・安全な麻酔方法も存在しない・存在するのは安全な麻酔科医だけである という言葉があります。
動物の状態や行う手術によって麻酔方法や麻酔薬を使い分け、出来るだけ安全に麻酔が行えるように考えています。時には麻薬を用いて鎮痛を行ったり局所麻酔薬を用いて局所鎮痛をしています。
腹部画像診断(レントゲン)の修了証・合格証です。
全ての講習会(胸部・腹部・骨関節・猫のレントゲン)で最終試験に合格しました。
修了試験ではHigh Distinction(96-100点)の評価を頂きました。
動物行動学の受講証・合格証です。
行動学はすべての診療に関わってくる分野です。
特に仔犬や仔猫の社会化期の対応を誤ると生涯苦労するようになることもあるので注意が必要です。
修了試験ではCredit(86-89点)の評価を頂きました。
動物の救急救命では有名なRECOVERという救急救命の考え方や手順を学んだ時の受講証・合格証です。
RECOVERでは胸部圧迫の回数は1分間に何回程度、圧迫する場所はこの部位で圧迫の程度はこのくらい、呼吸回数は1分間に何回で心肺蘇生1ターンは2分、など細かい基準が決められています。
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